これは、ボーネルンドの「テクニコ」という工具のおもちゃ…です。テクニコだったと思う。
相談室には私の私物も持ち込んでいたりするのですが、このテクニコ、ドライバーやレンチもあるのですが、このネジをねじねじするなど指先の動作を伴う動作は、集中力も要しますし、指先二力をかけるなどの巧緻性も要します。
書くという動作に於いて文字などの線の組み合わせを、割と小さく書かないといけないときに、この巧緻性が必要になります。
鉛筆を持たせて線をなぞって、みたいな、直接的な練習でもいいのですが、子どもたちは楽しいの中から学習するので、こうした遊びを通して指先への集中や巧緻性を促す時間も作っています。
ねじねじ以外にも、ジップ付きビニールバッグなどの出し入れも、指先にじわりと力を要すので、相談室の細々したおもちゃはジップバッグに入れていて、遊びたい気持ちが指先に伝わるような環境設定をしています。
…それはよいとして…
この作品、素敵ですよねー。一人遊びにならないように、パーツは全部私が握って、いちいち「○色のねじ」「ネジ○個」など言わせるやり取りをはさみながら、作ってもらいました。
顔だよね、体だな、わ~バンザイしてる、作り進めていくうちに、お子さんの思いがこちらにも見えてきて、共有できて、バッチリアイコンタクト。
ことばの訓練で何も話していない時間も、コミュニケーションの時間になれていること、ちょっと説明しないと気づいてもらいにくいところですが、伝えあえている豊かな時間であることをお母さんとも喜びあえました。
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