1年生OSCEを実施しました

ここは、成人演習室。
実際のST訓練室のような個室です。

昨日と今日、1年生のOSCE(オスキー)、『客観的臨床能力試験』を行いました。
これは、臨床実習に対応できる臨床能力があるかの実技試験です。

OSCEでは、教員が模擬患者となり、診療情報を元にインテーク(初対面面接)とスクリーニング(大まかな症状把握)を実施してもらいます。
患者との関係の取り方、大まかな方針のあぶり出しができるかを観ているのですが。

学生側からすると『試験』なので、『自分の実技を見せる』ことに気持ちが向きがちです。
『患者を診る』『患者を知ろうとする』ということを問われていることに気付きが弱いこともしばしば。

何のためにやっているのか。
その目的自体を曖昧に捉えていたら、とるべき行動を間違えやすいのもこのOSCEだと思います。

患者の状態を知り、自分たちの介入すべきところはどこか。
介入点を見つけたら、どんな支援ができるか。

座学の学びを自身のアクションで体現することは、なかなか難しいですが、そこを身に付けなければと感じながら試行錯誤していけるか。
真の理解となっているか。

確認する場なのです。

だから、OSCEのやり直しをしてもらえることは、未知や未熟であると気づいたあとで、修正・リベンジの機会をもらえたこととして、ポジティブにチャレンジしてほしいのですが。

学生はいつもシュンとしたり、パニックになったり、思い詰めたりしがちです。

現場に行く前なのだから、今気づけてよかった、どう直したらいいか教わろう、他者の視点や意見を取り入れてステップアップしようと、思えるために、教員も丁寧な指導を心がけています。

取りあえず、1回目のOSCE、終わりました。
1年生の皆さん、お疲れ様でした。

広島都市学園大学 言語聴覚専攻科

広島都市学園大学言語聴覚専攻科は、2018年(平成30年)開学した、言語聴覚士養成校です。 広島市中心部よりアクセスの良い西風新都キャンパスにあります。 大学のホームページとともに、専攻科の魅力を伝えていきたいと思います。

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