1月に入って、全国的に新型コロナウイルス感染症がまん延し、多くの感染者が出ています。
昨年度末の様子からは想像がつかないスピードで、でも、専門家による予測通りのことになっています。
なんとか早期にピークに達して、2月の実習が始められることを祈っていたのですが、直前での中止や延期を余儀なくされてしまいました。
実技的なことや知識の確認を学内で補填するしか、できないのですが、学外の実習に行く意義は、STの実際の仕事に触れること、患者さんに会うことなので、そこがかなわないということが残念です。
学生の感染リスク低減ももちろん大事かと思いますが、1年ちょっとしたら、そういった感染症の真っ只中でも現場に出て、感染予防対策を取りながら臨床に従事する医療従事者になることを踏まえたら、こういう状況での対処法や倫理観などを学ぶことも必要だと感じます。
正しく恐れる、それを現場で学ぶ機会を、ぜひ学生にも与えていただけたら、現場に出たときにきっと役に立つ経験となるはずです。
もちろん、実習先の病院、施設の患者さんへのリスク低減もあって、外部の人間をシャットアウトする必要があるのもわかります。
そのちょうど真ん中になるような実習の形を見つけていきたい、コロナ禍4回目の実習を前に思います。
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