今日は専攻科長 本多留美先生のご紹介をしたいと思います。
好きなものは文鳥、藤色、ビスケット。
…なんだか韻を踏んだような感じになりました。
趣味は文鳥の世話、特技は鍼灸、有資格者です。
本多先生の専門は「失語・高次脳機能障害」「言語聴覚障害概論、診断学」「臨床心理学」です。
教員歴はもうウン十年、大ベテランです。たくさんの言語聴覚士の卵を輩出されてきました。私自身もその教え子の1人です。
本多先生は、常に学生に『愛』をもって接される先生だと思います。
本多先生の講義は小テストとレポートが多く、学生たちは必死で食らいつく、そんなイメージがあります。でもそれは、『臨床に必要な力をつけるため』です。
教員側からすると、小テストとレポートが多いということは、作問やレポートテーマの設定、実施、採点・チェックもするということ。とても煩雑なのです。
だけど本多先生は、確かな力をつけさせるために労を惜しまず、一つ一つ丁寧にチェックし、赤ペンでコメントを添えて返されます。
これは指導愛がなければできないこと。
これらをこなすことで、自ずと「レポート力」が付きます。
これは後々、臨床に出てからの「カルテ作成能力」や「報告書作成能力」にもつながってきます。
学生時代は食らいついていくので必死で嫌になることがあるとしても、修了後にこのことで得た力に気づくことでしょう。
また「私褒めませんから」と、ドクターXさながらの決めゼリフ。学生たちに必ず投げかけられます。
というのも、臨床現場で褒められることなんて殆どないからです。
「承認欲求」があっては臨床現場では出鼻をくじかれることも多く、褒められるために仕事をする気持ちでいてはいけないという現場の厳しさを肌身をもって教えて下さいます。
そんな事を言いながら、学生の素敵な行動、臨床での立ち居振る舞い、レポート報告に触れると、「◯◯さんはすてきでしたね」「◯◯さんのはいい発表でした」などといの一番に私の研究室に来て語ってくださいます。
直接言ってあげたらいいのに、喜ぶのにというと、「いいえ、それで浮かれては困りますから」と愛をもって心に留められるところも可愛らしい先生です。
これまでの教育経験に基づく指導力と、豊かな臨床経験に裏付けられた実践力に触れるために、専攻科で一緒に学びませんか。
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